ITスキルは小売業で活かせる?就職先としての可能性と選び方
このサイトは株式会社カインズをスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
「大学や専門学校でITを学んだのに、小売業に就職したらそのスキルは活かせないのでは?」と迷っていませんか。結論からいえば、小売業はいまIT活用の最前線であり、ITスキルを活かせる場は広がり続けているのが現状です。
本記事では、小売業でITが求められる理由、活かせる具体的な仕事、働くメリット、企業選びのポイントを、カインズの事例とともに解説します。
小売業でITスキルが求められている理由
経済産業省の委託調査では、IT人材は2030年に最大で約79万人不足する可能性があると試算されています。この不足はIT企業だけの問題ではなく、ビジネスでITを活用するあらゆる企業、いわゆる「ユーザー企業」にとっての課題になりつつあるとの指摘も少なくありません。
小売の現場には、デジタル化の余地がまだ大きく残っています。カインズの店舗出身担当者によると、かつては値札づくりや手書きメモでの引き継ぎが日常でした。お客様の注文品をFAX送信するなど、アナログ業務が当たり前だったと振り返っています。
さらにEC(ネット通販)が普及した今、実店舗とデジタルをつないだ買い物体験をどうつくるかが、小売業の競争力を左右するようになりました。お店を持つ小売業だからこそ、ITで解決できる課題が数多くあるのです。
参照元:(pdf)経済産業省「IT分野について」(https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_06_00.pdf)
小売業でITが活かせる主な仕事
アプリ/EC開発
お客様が使うアプリやECサイトをつくる仕事です。カインズのアプリでは、商品名やJANコードから売場の場所・在庫数を検索可能です。さらに、自分でバーコードを読み取って支払いを済ませる「Pocket Regi」も導入されています。ECサイトでも、新機能のリリースが2週間に1回のサイクルで続けられています。
店舗業務システム
POSレジや発注・在庫管理、従業員向けの業務アプリなど、店舗運営を支える仕組みを企画・開発する仕事です。カインズのメンバー(従業員)向けアプリには、商品の発注・返品、商品場所の検索、POP印刷といった機能がそろっています。システム化の対象となる発注業務の基本については、経営の基礎を学ぶ「発注管理」をご覧ください。
データ分析・マーケティング
購買データを使って需要を予測したり、販促施策を設計したりする仕事です。カインズはクラウド事業者の内製化支援プログラムを活用し、需要予測アプリを開発しました。また2020年にはオウンドメディア「となりのカインズさん」を開設し、店舗メンバーの商品知識をデジタルで発信しています。
次世代店舗の企画
デジタル技術で店舗そのものを進化させる仕事です。カインズはネット注文品を店舗のロッカーで受け取れる「CAINZ PickUp ロッカー」を展開。2025年12月にオープンした吉川美南店では、店舗にない商品も検索・注文できる電子カタログや、24時間営業のレジレス無人店舗を導入しました。
ITを学んだ人が小売業で働くメリット
1つ目は、使う人が目の前にいて成果を実感しやすいことです。自分が関わったアプリをお客様が店舗で使い、店舗メンバーの作業が楽になる様子を直接見られます。たとえばカインズにおけるメンバー向けアプリの商品場所検索は、棚の段や位置まで表示する仕組みです。新入社員やアルバイトの商品補充にも役立っています。
2つ目は、現場の困りごとから課題を見つける力が身に付くことです。「売場が広くて商品が見つからない」「レジが混雑している」といったお客様の不便解消を起点に、開発テーマを決めていく考え方は、店舗を持つ事業会社ならではの強みです。
3つ目は、売上や業務改善といったビジネスの視点が磨かれることです。主な違いを整理すると、次のようになります。
| 観点 | IT企業(受託開発が中心の場合) | 小売業(事業会社) |
|---|---|---|
| 向き合う相手 | 顧客企業の要件 | 自社のお客様・店舗メンバー |
| 成果の確かめ方 | 納期・仕様どおりの納品 | 売上や作業時間など現場の変化 |
| 身に付く視点 | 技術・プロジェクト管理 | 技術+事業課題の発見・改善 |
カインズが店舗業務をどう変えてきたかは、ホワイト企業が取り組む販売業務改革とはもあわせてご覧ください。
事例:「IT小売業」を掲げるカインズの取り組み
カインズは2018年に「IT小売業宣言」を打ち出し、2019年にはデジタル戦略本部(現・情報システム事業部)を立ち上げました。開発を外部ベンダーに頼っていた頃は、やり取りの多さや手戻りで時間がかかっていたため、内製開発に舵を切っています。現在は新たなデジタル施策を早ければ2週間、長くても2カ月程度でリリースし、大きなシステムも約3カ月で全店に展開できる体制です。
現場を支えるのが、店舗メンバー向けアプリです。売場・在庫検索や発注、POP印刷を1台でこなせるため、経験の浅い新人でも迷わず作業できる環境づくりにつながっています。
キャリア面では、自分で考え・選択し・意思表示して挑戦する「DIY Career Path®」を推奨しており、販売員を含め140以上の職種があります。総合職もまずは店舗の売場からスタートし、その経験を土台に多様な職種へ進みます。実際に、店舗の資材売場で販売を担当した後に開発グループへ異動し、受け取りサービス「CAINZ PickUp」を1カ月以内にリリースした社員もいます。
会社の全体像は新卒社員が活躍する小売業大手カインズとは、本部系の職種はビジネスを支援する仕事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
ITを活かせる小売業を選ぶ3つのポイント
- システムを内製しているか:開発を外注中心にしている企業では、社員の役割が要件整理や進行管理にとどまることもあります。自社にエンジニアや開発チームがあるかを、採用ページや企業サイトで確かめましょう。
- デジタル施策を継続的に打ち出しているか:企業のニュースリリースを1〜2年分さかのぼり、アプリや店舗DXに関する発表が続いているかを見ると、本気度が見えてきます。
- 店舗経験からデジタル領域へ進めるキャリアパスがあるか:異動や職種チャレンジの仕組みと実例を、説明会やインターンシップで質問してみましょう。
ITを学んだからこそ活躍できる、小売業という選択肢
「小売業」と聞くと、ITとは縁遠い仕事を想像する方も多いかもしれません。ですが、「IT小売業」を掲げ、アプリや次世代店舗を自社で生み出し続けるカインズの取り組みからは、現場を知るIT人材こそが、お客様と店舗メンバーの困りごとをスピーディーに解決できるという手応えが伝わってきました。ITスキルが売場でどう活きるのか、インターンシップや面接などで、カインズをもっと詳しく知ってください!
sponsored by株式会社カインズ
「世界を、日常から変える」地域密着のホームセンター
1978年に創業したホームセンター「カインズ」。
「商業を通して社会の発展に貢献する」ことをポリシーとし、それぞれの地域のくらしに寄り添った事業を展開しています。またオリジナル商品の開発へ力を入れる、地元行政と積極的な活動をするなど、
小売業・ホームセンターの枠にとらわれない、柔軟性あふれる挑戦を続けています。
「創る=何事でも自分でチャレンジして形にする」という文化を普及。
新卒で入社した社員たちの成長や将来を応援し、常に新しい挑戦をし続けることを大切にしています。